コラム
事務局だより<No.13> 第10回シンポジウムは盛会裏に終了しました。
2018年11月5日
第10回シンポジウムは多くの皆様に参加頂き盛会裏に終えることができました。皆様のご参加・ご協力に深く感謝申しあげます。
中村理事長からはNPO法人化後10年目となる当協会の歴史・役割・期待についてあいさつがありました。その後の基調講演「社会インフラメンテナンスにおけるイノベーションを目指して」(鹿島建設(株)三浦様)では、社会インフラ維持管理の背景・課題をもとに、SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)での取り組みの紹介(余寿命評価技術の進展など)がありました。早期にあるいは緊急に措置を講ずべき構造物をいかに早く無くし、また、「予防保全」により健全性を維持する技術・仕組みが必要とのことで、その一つとして光ファイバセンサがあるとの認識を示されました。
10周年記念講演「光ファイバセンシングの10年を振り返り将来を展望する」では、(元)古河電気工業(株)小川様より、2009~2010年に取り組んだ「鉄道光防災センサ実証試験システムの構築と評価」の成果をもとに、課題および今後への期待を語って頂きました。足立事務局長からは、現状の課題を整理しつつ、ビジネスおよび技術のハードルを克服するためには協会会員間での協力も必要になるとの見解を示しました。「デモ機並びに実用センサ見学・体感コーナー」におけるデモ機展示・パネル展示は大変な熱気で会場にあふれるほどの参加を頂きました。企業からの発表「光ファイバセンシングの実践」は、(株)構造計画研究所、長野計器(株)よりそれぞれの活動の具体的な成果が報告されました。
また、最後に、当協会アドバイザリボードでもある保立教授(豊田工大)からは、志を同じくする参加者全員の思いとして挨拶を頂きました。
シンポジウム終了後の技術交流会(名刺交換会)には約50名の参加を頂き、新技術・ビジネスに関する情報交換など大いに盛り上がりました。
来年も、皆様に興味を持っていただけるようなシンポジウムを企画しますのでご期待ください。
(事務局長)
基調講演(鹿島建設(株)三浦様) 会場の様子
10周年記念講演(元 古河電気工業(株)小川様) デモ機並びに実用センサ見学・体感コーナ
保立教授(豊田工大)あいさつ 技術交流会