コラム
事務局だより<No.16> 第11回通常総会が開催されました。
2019年9月1日
昨年度(2018.7~2019.6)は、第10回記念シンポジウムの開催や新たに展示会への出展、「光ファイバセンサ入門」のWebでの全編開示などの取り組みに注力しました。加えて、講演会、見学会、ホームページやメールマガジンを中心とした情報発信など従来活動の強化を進めてきました。
今年度(2019.7~2020.6)はNPO法人認可後12年目を迎え、より活性化した協会活動を進めます。そのためには、①光技術を応用した社会インフラ診断システムの開発と市場の創造②光ファイバセンシングを当たり前の技術にするための情報発信を基本とし、会員のビジネス向上により一層寄与できるよう努めていきます。
総会終了後、宮地邦男様(シンクランド(株))による「光技術の医療応用および産業応用について」、および、岩井稔様(鹿島建設(株))による「「土木構造物のためのもの多リングシステム活用ガイドライン」の概要」の講演会が開催されました。
宮地様からは、光学技術と高機能電気回路実装技術を融合した、中空型マイクロニードル(無痛針)やOCT装置の産業応用(表面及び深層の確認)、さらには、電界(ミリ波計測)や風況(新型LIDAR開発)の可視化技術等、高性能加工や高機能解析技術の紹介がありました。
シンクランド(株)ホームページは こちら
岩井様からは、モニタリング技術を土木構造物の維持管理業務に適用する場合の指針としてモニタリングシステム技術研究組合(RAIMS)が作成した「土木構造物におけるモニタリングシステム活用ガイドライン」について、記載内容の一部(モニタリングの意義,光ファイバによるモニタリング手法など)およびRAIMS内で実施した光ファイバによるモニタリング実験などを紹介していただきました。
RAIMSのホームページは こちら
その後の技術交流会では、会員相互間の交流を深めることができました。
なお、9月末をもちまして、呉智深教授(茨城大学)および佐々木一正様が理事を退任され、アドバイザリボードに就任されます。また、10月より黄黄様(茨城大学)が新たに理事に就任されます。
(事務局長)