コラム
事務局だより<No.21> 第13回通常総会が開催されました。
2021年7月30日
昨年度(2020.7~2021.6)は、コロナ禍の中ある程度の活動の制限はありました(シンポジウムや見学会の中止)が、3回のWEBセミナー(センサイト協議会との共催)、「分布型光ファイバひずみセンサ建設分野向けマニュアル作成WG」活動、パンフレットのリニューアル、標準化活動など様々な分野で活動が進められてきたことが報告されました。
今年度(2021.7~2022.6)は、光ファイバセンシングの裾野を広げてくことに注力すること(情報発信やイベントの取り組みの強化、建設分野普及WG活動、他団体や大学との連携、標準化活動など)が満場一致で採決されました。
その後、石沢孝様((株)KSK)のこれまでの協会/業界活動への多大な貢献に対し功労賞が授与されました。
総会終了後、笠井特任教授(東京工業大学)より「建築物における地震応答の震動台実験やモニタリングで用いる様々なセンサーについて」の講演をいただきました。世界最大の震動台E-Defenseで加振された実物大建物の実験やその計測に用いた様々なセンサ(最大1300個)の役割など、動画を交えて具体的な紹介がありました。建築物やそこで使われる部品は実物大で評価すべきとのことで、新たな実験施設の必要性も指摘されました。
東京工業大学 実大加力実験工学共同研究講座 は こちら
東京工業大学 実大加力実験工学共同研究講座 笠井研究室 は こちら
伊藤様((株)物理計測コンサルタント)からは、「坑井における光ファイバセンシングの紹介」がありました。近年は、地熱井に関する業務が増えており、光ファイバを坑井に沿って深さ方向に設置することで地下情報を得るアプリケーションについて紹介がありました。
(株)物理計測コンサルタントのホームページ は こちら
(事務局長)