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光ファイバセンサ概論(6)

基礎編<その1>(10)

基礎編<その2>(10)

基礎編<その3>(10)

基礎編<その4>(3)

設計編<その1>(10)

設計編<その2>(3)

施工保守編<その1>(10)

施工保守編<その2>(10)

施工保守編<その3>(7)

コラム(11)

設計編<その2>

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12_システム設計はどのように行うか

事務局
システム設計とは、計測に要求される仕様を満足させるように、装置の構成、種類および台数について検討する作業です。まずは要求される仕様を整理し、計測システムに必要な装置の選択を行います。

一般的に使用される装置類を下の表に示します。

表1 一般的に使用される装置
表1

計測装置の種類により、1回の計測にかかる時間が異なります。要求される性能によっては、複数台の計測装置が必要になる場合もあります。

特にOTDR、BOTDR、ROTDR方式は後方散乱光が微弱なため、測定に1分以上かかる場合があります。

また、光切替装置を使用した場合は、測定する系統を切替えながら計測を行うので、40チャンネル(1×40系統)の光切替装置を使用した場合は、すべての系統を計測するのに40分以上必要となるので、各系統のデータは40分ごとにしか更新されないことになります。

このため、測定のインターバルを短くするためには、複数台の計測装置を使用した並列計測が必要となります。

また、防災などの監視用途としてシステムを組む場合には、自然災害での電源喪失時にも監視が継続できるように、DC電源の設備から給電したり、無停電電源装置などで瞬停時にもシステムがダウンしたりしないようにしておく必要があります。

一般的なシステム構成例を図1に示します。これらの計測装置をLAN接続やネットワーク接続して、サーバーで一括監視を行ったり、計測状態の配信を行ったりすることも可能です。

図1
図1 システム構成例

図3
図2 ネットワーク接続例

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