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光ファイバセンサ概論(6)

基礎編<その1>(10)

基礎編<その2>(10)

基礎編<その3>(10)

基礎編<その4>(3)

設計編<その1>(10)

設計編<その2>(3)

施工保守編<その1>(10)

施工保守編<その2>(10)

施工保守編<その3>(7)

コラム(11)

基礎編<その2>

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14_長距離伝送出来る光ファイバの特長

事務局
光ファイバは、光信号を数十kmという遠方まで伝えることができるため、主に長距離・大容量の通信に利用されています。

光ファイバセンサは光ファイバに接続して利用しますが、センサから出た光は、光通信と同様に、光ファイバ内を数十km伝搬して遠方まで伝わりますので、センサに光を送る光源や、センサから戻ってくる光を受光する受光器などの計測器は、センサから遠く離れた場所に設置することができます。

また、1本の光ファイバに多数のセンサを接続することができます。

さらに、光ファイバ自体がセンサとなる分布型光ファイバ温度センサ(ROTDR)や、分布型光ファイバ歪センサ(BOTDR)は、計測が可能な範囲が数km~数十kmであり、広範囲の分布情報を得ることができます。

このように長距離伝送が出来る光ファイバの特長は、

● センサを設置する場所には、商用電源や太陽電池、情報伝送機器などの付帯設備が不要(ローコスト)
● 落雷などに強いセンサシステムを構築できる(壊れにくい)。
● 一本の光ファイバにセンサを直列に接続、または分岐接続することで、広域にわたる多点計測が構築できる
● 道路/河川構造物や橋梁などの大型の構造物の変状などの計測ができる

など、広範囲で、長大なものに対する計測に適したセンサであると言えます。


写真1
図1 トンネルの火災監視

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