トップニュース

光ファイバセンサ概論(6)

基礎編<その1>(10)

基礎編<その2>(10)

基礎編<その3>(10)

基礎編<その4>(3)

設計編<その1>(10)

設計編<その2>(3)

施工保守編<その1>(10)

施工保守編<その2>(10)

施工保守編<その3>(7)

コラム(11)

コラム

印刷する

C04_フレネル反射とは?

事務局
 池などの水面で、斜めから見ると水底が見えないのは、フレネル反射と呼ばれる現象によるものです。フレネル反射とは、異なった屈折率を持つ物質どうしが接触する境界面に光が入射した際に、その光の一部に反射が生じる現象のことです。この反射は屈折率の差と入射角に依存して発生します。
 特に光ファイバでは、光ファイバの破断点や接続点で起こる光の反射現象として技術者には一般的に知られるものです。たとえば、光ファイバの接合部では、図1に示すように光ファイバのコア部と空気部で屈折率の異なる境界が発生しますので、フレネル反射が発生します。

 図1
図1 光ファイバ接合部でのフレネル反射

 この反射により、OTDR方式による光ファイバセンサではデッドゾーン(5-2-1参照)が発生するため、特に気をつけなければならないポイントです。

キーワード