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光ファイバセンサ概論(6)

基礎編<その1>(10)

基礎編<その2>(10)

基礎編<その3>(10)

基礎編<その4>(3)

設計編<その1>(10)

設計編<その2>(3)

施工保守編<その1>(10)

施工保守編<その2>(10)

施工保守編<その3>(7)

コラム(11)

基礎編<その2>

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13_電磁誘導障害に強い特長は何に生かされていますか

事務局
光ファイバセンサシステムは基本的にセンサも伝送路も光ファイバを使用します。

したがって「電磁ノイズの影響」をほとんど受けません。電力会社の柱上トランスのそばや鉄道線路のそばでは、テレビが映りにくかったり、強力な無線の送信所の近くでは、ラジオや電話が悪影響を受けたりなど電磁ノイズの影響と思われる障害は以前よりありました。

光ファイバは導電性ではないので電磁ノイズの影響を受けず電磁誘導障害に強いという特長をもっています。またそれに加えてセンサ部分への給電が基本的に必要ないので「防爆性が高い」という特長もあります。

電磁誘導障害に強いという特長を生かしている例として高圧送電線の鉄塔間に電力会社が実用化している光ファイバの伝送路(OPGW:Optical Ground Wire)があります(図1参照)。

それ以外にも電車のトロリ線の磨耗検知用に使用している例や、道路際法面の地すべり検出などの運用例もあります(豪雨時の雷など電磁誘導障害に強い)。

また最近では、送電時の損失を少なくするために送電する電圧を高電圧にする要求があり、それに伴う送電線の「温度上昇モニタ用」に光ファイバセンサシステムを使ったり、防爆性の活用例として可燃性のガスタンクのモニタリング用として光ファイバセンサシステムを導入したりしている例もあります。

図1
図1 架空送電線

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